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2008年02月11日

共進化の代表的な例

動物界は本当に興味深いことがたくさんあります。
少しずつ知っていきたいですね。


具体例
共進化の代表的な例として、ハチドリによるランの受粉がある。鳥は花の蜜に依存し、花は鳥による花粉拡散で生殖が可能になっている。花粉媒介を期待するなら、同じ種の花には同じ種のハチドリだけが来るようになっていた方がよい。そのため、花はハチドリの形に合わせ、ハチドリも花からうまく蜜を取るように花に合わせた形に進化する。それによって鳥の嘴は長くなり、花の形は深くなった。


相利共生の場合
両者が互いに利益を得る形の共生では共進化の関係が見られやすい。たとえばヤドカリとその殻を作るイソギンチャクやヒドロ虫(イガグリガイなど)、スナギンチャク(ヤツマタスナギンチャクなど)の例がある。ヤドカリの側は殻の上にこれらの刺胞動物が生息することで敵の攻撃を受けにくくなる。刺胞動物は移動手段を得られる。しかも、彼らが殻の形に骨格を成長させるため、ヤドカリは宿替えの必要がなくなる。


捕食-被食関係の場合
捕食者と被食者の間でも共進化は起こると考えられている。一般には草食動物は逃げ足が速く、より周囲に敏感になるのに対して、捕食者はそれを捕まえられる能力が優れてゆくものと考えられる。いわば軍拡競争のような状況が生まれる。ただ、捕食者と被食者は1対1に対応していない場合が多いので、明確な対応関係は取りにくい。

しかし、たとえば海洋の孤島など、捕食者のいない環境での小型動物の無警戒な様子は、逆に一般的な環境で、小型動物が如何に警戒しつつ生活しているかを示すものと言えよう。そのような地域へ捕食者を持ち込めば、あっという間に食べ尽くされる例も、普通の場所での被食者がいかに生き延びることに優れた能力を持っているかを示すとも言える。

北アメリカのジュウシチネンゼミは、17年(13年のものもある)に一度しか成虫が姿を見せないが、このような現象の説明として、かつてこれに寄生した天敵があったが、生活史を無理に長くすることでついてこられなくしたのだ、との説がある。もしそうであれば、共進化の結果、遂に被食者が勝ち残った姿ということもできる。


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